炭の排熱量と必要排気量の計算

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炭の排熱量と必要排気量の計算について説明しています

炭の排熱量と必要排気量の計算

炭1kgの燃焼に必要排気量は約305m^3/h
炭1kgの燃焼に必要排気量は約305m^3/hだけでも覚えていってください

そしてこのページで一番言いたいことは

飲食店などで炭を使う場合は専用のフード・排気ダクト及び排気ファンが必要だということです

お時間のある方は最後まで読んでいただけるとうれしいです

炭って何?

ご存じの通り炭は木からできています
高温のカマの中で蒸焼きにして炭素だけにしたものです
七輪で使うのが一般的ではないでしょうか

木の燃え方

木が燃えると空気中の酸素と結びついて主に二酸化炭素を放出して
後にはミネラル等が残って灰となります

炭の作り方

かなり大雑把ですが
カマの中で木を蒸し焼きにするとすぐに酸素がなくなります
木の中の炭素が酸素と結合できずに残って炭になります

炭の特徴

純粋な炭は、火をつけても二酸化炭素しか排出しません
煙けむりもないし匂においもありません
料理の素材に匂いがつかない
高温である

おいしい食材を焼くために炭が使われることが納得できますね

炭の必要排気量の計算

必要排気量の計算式です

計算式

V=40*K*Q

定数の40はほかに【30】【20】とありますが
最大数値の【40】を当てはめています

炭の発熱量

一般的な炭の発熱量は炭1kgあたり約8000kcal(8.2kw)です
種類や燃え加減で変わってきますが
私はこの数値を基準に設計プランニングを進めます

炭の理論排ガス量

都市ガスの場合
理論排ガス量は、0.93m3/kW・hと固定の数値です

炭の理論排ガス量をネット上で探してはいますが出てこないので
この数値を代用しています

計算式

数値を当てはめて計算すると
V=40*K*Q
=40*0.93*8.2
=305.04m^3/h

炭を1kg燃焼させるのに必要な空気量は
約305m^3/hということになります

フードの面風速

飲食店の場合、厨房には必ず不燃材でできたフードがあると思います

このフードが蒸気や油煙を正常に捕集するには
一定以上の面風速が必要です

私はできる限り0.5m/sを基準に考えています
W1000*D700のフードならば
1m*0.7m*0.5m/sなので
1秒当たり0.35m^3/s
1時間だと1260m^3/h
となります

面風速の大切さ

当然、面風速が上がれば排気量が増えるので
それなりの設備が必要になるため
ここは予算との妥協点を考えましょう

理想を言えば0.5m/sですが
やむなく0.4m/sで設計することもあります

0.4m/sよりも少なくなると
吸い込まないという不具合が出ると聞いているので
私は0.4m/s以下で設計プランニングはしません

ただし、予算との兼ね合いで0.4m/sを下回る
計画にせざるを得ない場合には
想定できる不具合を
きちんと施主や元請け担当者に伝えます

まとめと注意点

フードW1000×D700で面風速0.5m/sを確保すれば
炭4kgの理論排気量1220m^3/hを超えます

注意点は飲食店などで
炭を使う場合は専用のフード・排気ダクト及び排気ファンが必要となります

炭4kgってどのくらい?

炭4kgって言っても
どのくらいの量なのか?

35cm×25cm×高さ15cmのダンボールで6kgと書いてありました

参考にしてください

一酸化炭素センサー

万が一のために
一酸化炭素センサーを常備するように
アドバイスするといいかと思います

2000円~3000円程度で買える商品が一般的だと思います

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