キロワットをアンペア数にする計算式
キロワットをアンペア数にする計算式|ざっくりでも使える目安早見法
「キロワット(kW)」と「アンペア(A)」は、電気機器の容量や使用電流を確認するうえでよく使われる単位です。この記事では、キロワットをアンペア数にする計算式を、交流三相・単相・直流ごとに分かりやすく紹介します。ざっくりとした計算式もあるので、現場の目安として使いたい方にもおすすめです。
🔌 交流三相の計算式
キロワットをアンペア数にする計算式(交流三相)は、以下のようになります:
ワット(W)=√3 × 力率 × ボルト(V) × アンペア(A)
つまり逆算すると:
アンペア(A)=キロワット×1000 ÷(√3×力率×ボルト)
たとえば、3kW、電圧200V、力率0.8の場合:
3000 ÷(1.732×0.8×200)≒ 10.8A
ざっくりと覚えたい方は、三相200Vであればキロワット×3.6でおおよそのアンペア数になります。
🔌 交流単相の計算式
キロワットをアンペア数にする計算式(交流単相)は、次のようになります:
ワット(W)=力率 × ボルト(V) × アンペア(A)
よって:
アンペア(A)=キロワット×1000 ÷(力率×ボルト)
たとえば、1.5kWのドライヤーを100Vで使う場合、力率0.8とすると:
1500 ÷(0.8×100)= 18.75A
ざっくり換算ではキロワット×12.5でアンペア数が求められます。
🔋 直流電流の計算式
キロワットをアンペア数にする計算式(直流)はとてもシンプルです。
ワット(W)=ボルト(V) × アンペア(A)
なので:
アンペア(A)=キロワット×1000 ÷ ボルト
例:1.5kWで100Vの直流電源の場合:
1500 ÷ 100 = 15A
ざっくりならキロワット×10と覚えておくと便利です。
📘 お役立ちまとめ
本記事では、キロワットをアンペア数にする計算式を「交流三相」「交流単相」「直流」の3パターンで紹介しました。
- 三相200V:キロワット×3.6
- 単相100V:キロワット×12.5
- 直流100V:キロワット×10
🎁 最後に感謝を込めて
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。キロワットをアンペア数にする計算式は、現場で役立つ知識のひとつ。この記事が少しでもお役に立てれば、とても嬉しいです。



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