電動シャッター 途中で止まる コマ飛び 歯飛び 停止位置がずれる
電動シャッターの修理です
シャッターが途中で止まる
電動シャッターでよくあるのが途中で止まってしまうという不具合
今回は
シャッターが上まで上がらなくなってしまった
と、修理依頼を受けました
原因はチェーンのコマ飛びです
歯飛び ともいうそうです
コマ飛びとは
コマ飛びとは
チェーンが経年劣化で伸びてきて
歯車とうまくかみ合わなくなり、コマがずれてしまうことを言います
コマがずれると
開け閉めする制御として
モーターが何回転したら止まる
と、設定されています
歯車(コマ)がずれることで
止まる位置が変わってしまうのが原因です
チェーンが伸びる？
説明よりもこの写真
端をそろえて長さを比べます
だんだんとずれだして
1.5cmくらい古いチェーンが伸びています
職人さん曰く
『限界くらいまで伸びてるよ。いつ破断してもおかしくなかった』
と言われました
破断したらどうなるの?
もし、チェーンが伸びきって破断した場合
最悪の場合はシャッターが一気に下がります
万が一シャッターの下に人がいたり、ものがあった場合を想像すると
ちょっと怖い
最近のシャッターには安全装置がついているそうですが
古いものにはないそうです
今回のチェーン交換時、シャッターにつっかえ棒をして落ちるのを止めて作業しました
たぶん安全装置がついていないタイプだったのでしょう
電動シャッターの寿命
電動シャッターは
約1万回動作させるとモーターの寿命と言われています
1万回ってどんだけ?
1万回と言われてもどんだけ?
って、思いますよね
1日1回の開け閉め(2回動かす)の場合
週6日だと約16年
週5日だと約19年
1日2回
週6日だと約8年
週5日だと約9年
お盆・年末年始などの休みを入れてないので
もう少し長く持つとは思いますが
開け閉めが多い場合には結構早い間隔で交換時期を迎えてしまいます
メンテナンス
少しでも長くもってもらいたいと思うのはあたりまえ
では、どうすればいいの？
チェーンに油を差す
王道ですね
チェーンに油を差す
油を差すことで
チェーンと歯車との抵抗が和らぐことで
チェーンが伸びにくくなるそうです
556のようなシリコーン系ではなく
グリース系を使ってください
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ついでに556
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溝に油を差す
シャッターの両脇にある溝に油を差す
シャッターと溝がこすれる抵抗を減らすことで
モーターへの負荷が減ります
塗装が剥離しているところに油を差す
塗装が剥離している=こすれてる=抵抗がある
抵抗がかかっているところには油を差すといいです
少しでもモーターとチェーンに負荷がかからないように
メンテナンスをしていきましょう
メンテナンスの頻度はどのくらい？
メンテナンスは月に1度は行いましょう
せっかくの設備ですから
少しでも長持ちさせたいです
一般的にメンテナンスとしてできるのは油を差すことぐらいです
少しでもおかしいなと違和感を感じたら
メンテナンス依頼をしてください
メンテナンスは長持ちさせる基本中の基本です
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